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【フェア&イベント】果てとチーク『害悪』上演記念選書フェア&過去作品上映会&トークイベント @ SPBS TOYOSU

【フェア&イベント】果てとチーク『害悪』上演記念選書フェア&過去作品上映会&トークイベント @ SPBS TOYOSU

 
演劇ユニット〈果てとチーク〉の第8回本公演『害悪』が上演されることを記念して、SPBS TOYOSUでは11月5日(火)~11月30日(土)の期間、〈果てとチーク〉の過去作品上映会とトークイベント、主宰の升味加耀さんによる選書フェアを開催します。
 
この度再々演となる『害悪』は、仮想空間における第三次世界大戦下を生きる三姉妹を通して、我々の未来に起こり得る最悪のシナリオを描く作品。選書フェアでは「戦争とフェミニズム」というテーマのもと、『害悪』制作の参考となった本を紹介します。
 
過去作品上映会では11月10日(日)、17日(日)の2日間にわたり、『害悪』(再演)、『はやくぜんぶおわってしまえ』(再演)、『くらいところからくるばけものはあかるくてみえない』、『グーグス・ダーダ』(再演)の4作品を上映予定です。
 
そして11月17日(日)には升味さんとゲストをお迎えして「極限状態の社会におけるマイノリティとフェミニズム」と題したトークイベントを開催します。
ゲストはフェミニズム/クィア理論の研究者である清水晶子さん、『ケアの倫理とエンパワメント』などの著者として知られる、英文学者の小川公代さんです。
トークイベントでは『害悪』を題材に、戦争などで社会が極限状態に陥ったときに女性やさまざまなマイノリティたちはどのような状況に置かれるのか、過去の記録を振り返りながら考えていきます。
 
〈果てとチーク〉、そして演劇ファンのみなさま、作品のテーマに興味を持った方はぜひ、お気軽にご参加ください。

 

▷ 開催概要

〈果てとチーク〉主宰 升味加耀さんによる選書フェア

■ 会期:2024年11月5日(火)~11月30日(土)
■ 場所:SPBS TOYOSU(東京都江東区豊洲2-2-1 アーバンドックららぽーと豊洲3 4F)[MAP]
■ 営業時間:月・火・水・金・土 8:30-19:00 / 木 8:30-21:00 / 日・祝日 10:00-19:00
*イベント等で変更となる場合がございます
 

〈果てとチーク〉過去作品上映会

■ 日時:2024年11月10日(日)/17日(日)
■ 場所:SPBS TOYOSUラウンジスペース(東京都江東区豊洲2-2-1 アーバンドックららぽーと豊洲3 4F)[MAP]

■ タイムテーブル:
11月10日(日)
13:30~14:30|『はやくぜんぶおわってしまえ』(60min)
15:00~15:35|『グーグス・ダーダ』(95min)
15:50~17:10|『害悪』(再演)(80min)

11月17日(日)
14:00~15:50|『くらいところからくるばけものはあかるくてみえない』(110min)
16:10~17:10|『はやくぜんぶおわってしまえ』(60min)
17:40~19:00|『害悪』(再演)(80min)
19:30~21:00|トークイベント(90min)

■ 参加方法:
会場参加:1作品につき¥550(税込)*各回定員30名(先着順)
(トークイベントの詳細は下記)

■ お申し込み:こちらのリンクからお申し込みいただけます(イベント管理サービス・Peatixのページに移動します)。

 

トークイベント 升味加耀×清水晶子×小川公代「極限状態の社会におけるマイノリティとフェミニズム」

■ 日時:2024年11月17日(日) 19:30~21:00
■ 場所:SPBS TOYOSU(東京都江東区豊洲2-2-1 アーバンドックららぽーと豊洲3 4F)[MAP]
■ 参加方法:
① 会場参加:¥1,650(税込)*会場定員30名(先着順)
② オンライン視聴のみ:¥1,650(税込)

■ お申し込み:こちらのリンクからお申し込みいただけます(イベント管理サービス・Peatixのページに移動します)。

<注意事項>
・当イベントはチケットをご購入いただいたすべてのみなさまに後日アーカイブ動画をお送りします。イベント終了後1週間(土日祝除く)以内に視聴リンクをお送りし、視聴期限は約1カ月となります。
・お客さまのご都合によるキャンセルは、原則としてお受けしておりません。

 

▷ トークイベントゲスト


升味加耀(ますみ・かよ)
2015年、留学先のベルリンにて、演劇ユニット・果てとチークを旗揚げ。
以降、全ユニット作品の劇作・演出を担当。
神話や都市伝説から材をとった非現実的で極端な設定と、ポップでドライな会話を用い、
社会に遍在する透明化された差別や断絶を、登場人物の混乱や葛藤、ショッキングな結末を通して活写する。
 

清水晶子(しみず・あきこ)
東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はフェミニズム/クィア理論。私たちがどのような言葉やイメージ、枠組みで、自分の欲望や身体を理解し、生きているかを、文化的・社会的な歴史や背景、政治的諸力との関わりなどから考えている。主な著書に『フェミニズムってなんですか?』(文春新書)、『ポリティカル・コレクトネスからどこへ』(共著、有斐閣)、『読むことのクィア(続 愛の技法)』(共著、中央大学出版部)など。
 

撮影:嶋田礼奈
小川公代(おがわ・きみよ)
上智大学教授。専門は、ロマン主義文学、医学史、およびジェンダー研究。著書に、『翔ぶ女たち』『ケアの倫理とエンパワメント』『ケアする惑星』(いずれも講談社)、『世界文学をケアで読み解く』(朝日新聞出版)、『ゴシックと身体 ──想像力と解放の英文学』(松柏社)など、訳書に、シャーロット・ゴードン『メアリ・シェリー』(白水社)、シャーロット・ジョーンズ『エアスイミング』(幻戯書房)などがある。

 

▷ 上映作品


『害悪』
 

『くらいところからくるばけものはあかるくてみえない』
 

『はやくぜんぶおわってしまえ』
 

『グーグス・ダーダ』

 

▷〈果てとチーク〉公演情報

第8回本公演『害悪』
作・演出|升味加耀
出演|川村瑞樹 鄭亜美(青年団) 中島有紀乃 能島瑞穂(青年団) 宝保里実(コンプソンズ) まりあ 李そじん
日程|2024年11月22日(金)〜24日(日)
会場|座・高円寺1(東京都杉並区高円寺北2-1-2)

 

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