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- 【トークイベント】西森路代×朱野帰子 「今、ドラマは何を描くのか」──『あらがうドラマ 「わたし」とつながる物語』刊行記念、『対岸の家事』ドラマ化記念

ドラマや映画などのエンターテイメントについてさまざまな媒体で執筆するライター・西森路代さんの新刊『あらがうドラマ 「わたし」とつながる物語』(303BOOKS)の刊行、そして作家・朱野帰子さんの著書『対岸の家事』(講談社)のドラマ化と4月1日からの放映開始を記念し、SPBS本店にてトークイベントを開催します。
本イベントでは、“今、ドラマは何を描くのか”をテーマに、お二人にお話を伺います。
西森さんの『あらがうドラマ 「わたし」とつながる物語』は、『わたし、定時で帰ります。』をはじめ、『逃げるは恥だが役に立つ』『エルピス —希望、あるいは災い—』『虎に翼』など、日本のテレビドラマの中から23作品を厳選し、フェミニズム、貧困、老い、生殖、性加害などのテーマを多角的に考察した一冊です。日々変化する社会や価値観を敏感に捉えながら、ドラマがどのように「わたし」とつながる物語を紡いでいるのかを読み解きます。
一方、朱野さんの『対岸の家事』は、家族のために「家事をすること」を仕事に選んだ専業主婦・詩穂が、娘と二人で繰り返す日々の中で、異なる立場ながらも“家事”にまつわる問題を抱える人々と出会い、交流していく物語。終わりのない「仕事」としての家事に向き合う人々の姿を通じて、優しさと力強さを描いています。
大きな変化を続ける社会、次々と巻き起きる問題、その中で物語は、ドラマはいったい何を描き、何に抗っていくのか。そしてその可能性とは__?
お二人とともに、今を生きるわたしたちがどのように社会を見つめ、どこへ向かうのかを語り合うひとときとなれば幸いです。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
▷ 開催概要
■ 日時:2025年4月5日(土)19:30-21:00 ※受付19:15~
■ 会場:SPBS本店(東京都渋谷区神山町17-3 テラス神山1F)[MAP]/オンライン配信
■ チケット:
① 会場参加(先着35名) 2,200円(税込) *書籍は当日会場でご購入いただけます
② オンライン視聴(書籍『あらがうドラマ 「わたし」とつながる物語』付)3,190円(税込・送料込)
③オンライン視聴(書籍『あらがうドラマ 「わたし」とつながる物語』『対岸の家事(文庫)』付)4,004円(税込・送料込)
④ オンライン視聴 1,650円(税込)
■ お申し込み:
こちらのリンクからお申し込みいただけます(イベント管理サービス・Peatixのページに移動します)。
▷ 注意事項
・イベントの録画・録音は禁止となります。ご協力のほどよろしくお願いいたします。
・お客さまのご都合によるキャンセルは、原則お受けしておりません。
・チケットをご購入いただいたすべてのみなさまに後日アーカイブ動画をお送りします。イベント終了後1週間(土日祝除く)以内に視聴リンクをお送りし、視聴期限は1カ月となります。
・オンライン参加の方はZoom ウェビナーのURLからご視聴ください。
・書籍付チケットの書籍は、3月17日以降の発送となります。お申込み時期によっては、イベント終了後の発送となる場合がございますので、ご了承ください。
▷ ゲスト
西森路代(にしもり みちよ)
愛媛県生まれ。地元テレビ局、派遣社員、編集プロダクション勤務、ラジオディレクターを経てフリーライターに。主な仕事分野は、韓国映画、日本のテレビ・映画に関するインタビュー、コラムや批評など。2016年から4年間、ギャラクシー賞テレビ部門の選奨委員も務めた。著書に『韓国ノワールその激情と成熟』(Pヴァイン)ハン・トンヒョン氏との共著に『韓国映画・ドラマ―わたしたちのおしゃべりの記録2014~2020』(駒草出版)がある。
朱野帰子(あけの かえるこ)
1979年東京都生まれ。8年の会社員生活を経て、2009年に第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞して小説家デビュー。『わたし、定時で帰ります。』シリーズはTBSでドラマ化もされ、アジア五カ国でも翻訳出版されている。『対岸の家事』も同じくTBSでドラマ化され、2025年4月1日より放送開始。『急な売れに備える作家のためのサバイバル読本』、『キーボードなんて何でもいいと思ってた』など作家の労働に関する技術同人誌も刊行している。
▷ 書籍について
『あらがうドラマ 「わたし」とつながる物語』
著者:西森路代
発行:303BOOKS(2025年3月)
価格:本体1,700円+税
ままならない日常に抗い、ともに生きていくために。今見るべきドラマがここにある!
日本のみならず、香港や台湾、韓国のドラマや映画などといったエンターテイメントについて様々な媒体で執筆する筆者が、日々目まぐるしく変化する価値観や社会のあり方を敏感に捉えた日本のテレビドラマの中から23作品を厳選し、様々な切り口から書き尽くした一冊。
本書が生まれるきっかけにもなった、2024年話題沸騰の連続テレビ小説『虎に翼』の脚本家、吉田恵里香さんとの特別対談も収録!
『対岸の家事』
著者:朱野帰子
発行:講談社(2018年8月)
価格:本体840円+税(文庫)
ドラマ化決定の話題作!
TBS系 火曜ドラマ『対岸の家事~これが、私の生きる道!~』
主演:多部未華子
2025年4月スタート 毎週火曜よる10時
家族のために「家事をすること」を仕事に選んだ、専業主婦の詩穂。娘とたった二人だけの、途方もなく繰り返される毎日。幸せなはずなのに、自分の選択が正しかったのか迷う彼女のまわりには、性別や立場が違っても、同じく現実に苦しむ人たちがいた。二児を抱え、自分に熱があっても休めない多忙なワーキングマザー。医者の夫との間に子どもができず、姑や患者にプレッシャーをかけられる主婦。外資系企業で働く妻の代わりに、二年間の育休をとり、1歳の娘を育てるエリート公務員。誰にも頼れず、いつしか限界を迎える彼らに、詩穂は優しく寄り添い、自分にできることを考え始める――。
手を抜いたっていい。休んだっていい。でも、誰もが考えなければいけないこと。『わたし、定時で帰ります。』の著者が描く、もう一つの長時間労働。 終わりのない「仕事」と戦う人たちをめぐる、優しさと元気にあふれた傑作長編!
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『あらがうドラマ 「わたし」とつながる物語』刊行記念、『対岸の家事』ドラマ化記念 ブックフェア@SPBS本店
3月20日(木・祝)~4月13日(日)の期間、SPBS本店にてトークイベント開催を記念して、西森路代さん、朱野帰子さんが選書したブックフェアを開催します。
この機会にぜひ店舗に足をお運びください。