- TOP
- EVENT/FAIR
- 【トークイベント】黒沢清、映画監督・ジョン・カーペンターを語る。「監督名で映画を見る面白さ」とは?
『ダークスター』『ハロウィン』『ザ・フォッグ』『ニューヨーク1997』『遊星からの物体X』『ゼイリブ』『エスケープ・フロムL.A.』……。これらの作品を生み出したジョン・カーペンターのことを、ご存じですか? 近年はあまり作品に恵まれませんが、日本でも多くの映画監督たちに多大なる影響を与えた彼の人気は、いまだ衰えることはありません。数々の名作が多くの人々の心をつかみ、熱狂を生みました。一体、彼の作品のどこに、それほどまでの魅力があるのでしょうか?
ジョン・カーペンターは「映画はこれくらいでいいのだ」と断言していると、黒沢清さんは語ります。そしてその、映画の「これくらい」について、東京藝大の映画の授業で毎年カーペンターの『遊星からの物体X』を学生たちに見せながら、講義をしているそう。映画の「これくらい」とは何なのか? 『遊星からの物体X』のリバイバルロードショーに合わせて発売される『ジョン・カーペンター読本』も参照しながら、黒沢清さんがジョン・カーペンターと映画の現在を語ります。
監督の名前で映画を選んで観ることの面白さと意味を、再発見する夜になるに違いありません。ぜひ、お越しください。
黒沢清、映画監督・ジョン・カーペンターを語る。「監督名で映画を見る面白さ」とは?
■ 日時:10月22日(月)20:00~21:30(開場 19:30)
■ 会場:SPBS本店(東京都渋谷区神山町17-3 テラス神山1F)[MAP]
■ 参加費:1,500円(税込)
■ 定員:50名
■ 申し込み:満席になりました。
お電話にてキャンセル待ち受付中です。(TEL:03-5465-0588)
■ ゲスト
黒沢清さん(映画監督)
1955年神戸市出身。立教大学在学中より8ミリ映画を撮り始め、1983年商業映画デビュー。『CURE』(97)で世界的に注目されたのを機に、国内外で高い評価を得る。その後『ニンゲン合格』(98)『カリスマ』(99)『回路』(00)など立て続けに作品を発表し、海外映画祭への出品作・受賞作も多数。『アカルイミライ』(02)は第56回カンヌ映画祭コンペティション部門に出品され、『トウキョウソナタ』(08)で同映画祭ある視点部門審査員賞、『岸辺の旅』(14)で監督賞を受賞した。『ダゲレオタイプの女』(16)は初のフランス映画となる。近作は第70回カンヌ映画祭ある視点部門に出品された『散歩する侵略者』(16)、第68回ベルリン映画祭パノラマ部門に出品された『予兆・散歩する侵略者』(17)など。最新作には全編ウズベキスタンで撮影された『旅のおわり・世界のはじまり』(18)が控えている。
■ 聞き手
篠崎誠さん(映画監督)
中学の頃から8ミリ映画製作を開始。立教大学で心理学を学び、卒業後、映画館に勤めながら映画ライターとしても活動。監督デビュー作『おかえり』(1995年)で、ベルリン国際映画祭最優秀新人監督賞(ヴォルフガング・シュタウテ賞)、モントリオール世界映画祭新人監督賞、ダンケルク映画祭グランプリ等11賞受賞。北野武論執筆がきっかけで、北野武の自伝ドラマの監督に抜擢された他、2本のドキュメンタリー、『ジャム・セッション 「菊次郎の夏」公式海賊版』と『映画監督 北野武』を撮る。主な監督作として『忘れられぬ人々』(2000年ナント三大陸映画祭最優秀男優賞、最優秀女優賞)『犬と歩けば チロリとタムラ』(2003年上海国際映画祭ニュータレント部門グランプリ)『死ね!死ね!シネマ』(2011年)『あれから』(2012年)『SHARING』(2016年)。最新作『共想』が間もなく完成。共著書に『黒沢清の恐怖の映画史』がある。
樋口泰人さん(boid主宰、映画評論家、爆音映画祭プロデューサー)
ビデオ、単行本、CDなどを製作・発売するレーベル「boid」を98年に設立。著書に『映画とロックンロールにおいてアメリカと合衆国はいかに闘ったか』『映画は爆音でささやく 99-09』 、編著に『ロスト・イン・アメリカ』など。
※この3人では、『黒沢清 恐怖の映画史』(青土社)を制作している。
■関連書籍
『ジョン・カーペンター読本』(株式会社boid) 2018/10/19発売
山崎圭司・樋口泰人 編
黒沢清、青山真治、中原昌也、三宅唱、田野辺尚人、真魚八重子、マキヒロチほか 著
定価:1,200円+税
■ 関連企画
2018年9月29日(土)~ 映画『ゼイリブ<製作30周年記念HDリマスター版>』公開中
2018年10月19日(金)~ 映画『遊星からの物体X<デジタルリマスター版>』公開
2018年10月19日(金)『ジョン・カーペンター読本』発売
関連記事
-
New
-