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【イベント】小川高義さん×山崎まどかさん「わたしたちの大好きなエリザベス・ストラウトを語ろう!」『何があってもおかしくない』刊行記念

【イベント】小川高義さん×山崎まどかさん「わたしたちの大好きなエリザベス・ストラウトを語ろう!」『何があってもおかしくない』刊行記念
  1. 『何があってもおかしくない』 エリザベス・ストラウト/小川高義訳
    発売日:12月5日(水) 定価:本体2,300円+税

 
「泣いちゃいなさいよ。目玉が溶けるくらい泣いたらいい。
あたしたち、昔は、絶対に泣いちゃいけないことになってたわよね」
(『何があってもおかしくない』より)

 
エリザベス・ストラウトという作家を知っていますか? 今年62歳を迎えた彼女が、これまでに発表した作品は6作と決して多くはないながらも、2008年にアメリカで刊行された『オリーヴ・キタリッジの生活』がピューリッツァー賞を受賞するなど、現代アメリカ文学界のなかで確固たる地位を築いている作家です。
 
そんなエリザベス・ストラウトの待望の新作『何があってもおかしくない』が、来る12月5日に発売されます。
 
この作品は、前作『私の名前はルーシー・バートン』の主人公であるルーシーが育った田舎町、アムギャッシュを中心に、そこに暮らす人々の日常を描いた物語です。普段なら物語の主人公にはなりえないような平凡な登場人物が、代わる代わる主役になる連作短編集は、人は誰しもが、たしかに人生の主役であることを思い起こさせます。生きていく上で負った傷、避けられなかった哀しい事実、その傷を認めて生きてゆくこと。市井の人々を見つめる著者のあたたかい眼差しが、物語を通してさざ波のように胸に迫ります。
 
本作は、優れた短編小説集に与えられるアメリカの文学賞「ストーリー賞」を受賞し、オバマ前大統領が昨年読んだ本のベスト10に選んだことでも注目を集めました。きっと、日本の読者にも、すばらしい読書体験をもたらしてくれることでしょう。
 
SPBSではこの『何があってもおかしくない』の発売にあわせ、エリザベス・ストラウトの作品を今まで4作にわたって翻訳してきた翻訳家の小川高義さん、そしてエリザベス・ストラウト好きを公言しているコラムニストの山崎まどかさんにご登壇いただき、エリザベス・ストラウトとその作品の魅力を語るトークイベントを行います。
 
エリザベス・ストラウトが好きな方も、これから読んでみようと思う方も、せわしなくなる年末に向けて心をあたためてくれる珠玉の1冊を、一緒にじっくり味わってみませんか。
 
※当日、イベント終了後には小川高義さん、山崎まどかさんのサイン会を予定しております。
(トークイベント内でご著書をご購入の方に限ります)

 

『何があってもおかしくない』出版記念トークイベント
「わたしたちが大好きなエリザベス・ストラウトを語ろう!」

■ 日時:12月7日(金)20:00~21:30(開場 19:30)
■ 会場:SPBS本店(東京都渋谷区神山町17-3 テラス神山1F)[MAP]
■ 参加費:1,500円(税込)
■ 定員:50名
■ 申し込み:こちらのリンクからWEBチケットをご購入いただけます。
電話予約はこちら→03-5465-0588(受付は営業時間に準じます。月~土 11:00-23:00/ 日 11:00-22:00)
■ゲスト

小川高義(おがわ・たかよし)さん

1956年生,東京大学大学院修士課程修了,英米文学翻訳家,東京工業大学名誉教授
訳書『停電の夜に』ジュンパ・ラヒリ,『老人と海』ヘミングウェイ,『変わったタイプ』トム・ハンクス,他多数

 

山崎まどか(やまさき・まどか)さん

コラムニスト。15歳の時に文筆家としてデビュー。著書に「優雅な読書が最高の復讐である」(DUブックス)「オリーブ少女ライフ」(河出書房新社)他。

 

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