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- 【SPBS THE SCHOOL】 SPBS編集ワークショップ2020(全12回) *申し込み受付を終了しました
世の中のありとあらゆるものを編集する企業・SPBSが、1冊の雑誌作りを通して「編集」の醍醐味を体感する「編集ワークショップ」を開催します。編集長は自分。一人ひとりが、自分が作る雑誌の責任者となって、1冊の雑誌を制作します。プロの編集者やライター、フォトグラファーから編集の極意を学び、自分の中にあるテーマを浮かび上がらせ、深く掘り返しながら、全12回のカリキュラムで1冊にまとめていきます。
●当ワークショップの特徴(1) 客観視する視点と発想の広がりを促す
各回のクラスは、受講者の制作プロセスを共有しながら進めていきます。人の制作物やそのプロセスを見ることで、自分の考えや表現を相対化し、編集内容を客観視したり、仲間のアイデアから刺激やインスピレーションを受けたりすることができ、自分一人で雑誌づくりをするよりも、発想や表現の幅が格段に広がります。
●当ワークショップの特徴(2)編集長として、1冊をトータルに体験する
編集はどこまでも自由で多様なものであり、「正解」はありませんが、よりよく人に伝えるための「セオリー」はあります。そんなセオリーを学びながら、ゼロからの企画立案、構成、取材、執筆、レイアウト、校正など、すべてのプロセスを一通り体験することで、「編集」の複雑さや面白さ、可能性などを実感することができます。
SNSやブログ、note、音楽のプレイリスト、スマホカメラのアルバムなど、日々の生活の中でもはや「編集ボタン」をクリックしたことがない人はいない時代に、あえて雑誌の「編集」を学ぶのはなぜでしょうか。
「編集ボタン」での編集は、失敗したら元に戻せたり、気が変わったら簡単にやり直せたり、特に深く考えず気軽にアウトプットができることが魅力です。
しかし、アウトプットしたものが帯びる熱量は、そこにかけたエネルギーと執念に比例するということを、「編集者」は知っています。特に、紙媒体に関しては、一度印刷してしまえば、後戻りができません。それが一人歩きします。その怖さを知っているから、一つの原稿を仕上げるのに、編集者、執筆者、取材対象者や校閲者など、複数の目で何度も推敲し、のべ100回くらい叩いて磨きます。それだけの覚悟と執念を込めたものと、寝転びながらワンクリックしたものとでは、おのずと密度が違ってきます。
文章やデザインの巧さは、必ずしもかけた時間には比例しませんが、熱量は、効果的に“編集”すればちゃんと伝わります。
本当にこのテーマでよいのか? もっと別の切り口はないか? もっとうまい伝え方はないか? 自問自答を繰り返しながら、何度も考えることで、アイデアや思いを磨き上げることを一通り体感すると、ものごとの見え方・捉え方がより豊かになり、仕事でも普段の生活のでも、気づきが増えていきます。
編集長はあなた自身。
1冊の雑誌をつくることで、ものごとを客観視する目が養われる。
1冊の雑誌を通して、自分の本質が見えてくる。
「編集」のやり方は、人の数だけあり、同じ「雑誌編集者」でも、人によってやり方は異なります。正解は一つではありません。自分の責任において全ページを作る怖さと楽しさと喜びを味わいながら、あなたなりのやり方で、あなただけのかけがえのない雑誌を、仲間と一緒に作ってみませんか?
[SPBS編集ワークショップ2020](全12回)*申し込み受付を終了しました
■ 時期:2020年11月~2021年3月
■ 場所:オンライン(一部スクーリング可能)
■ カリキュラム:別紙参照(一部調整中)
■ その他
・SPBS BOOK事業部にセレクトされた雑誌は、SPBS各店で一定期間販売も可能です
・雑誌は本ワークショップ所定の判型・印刷となりますが、オプションで判型やカラーを変更することも可能です
■ 定員:20名
■ 詳細PDFをこちらからダウンロードいただけます。
■ 講師プロフィール:
岡本仁(おかもと・ひとし)さん/編集者
北海道夕張市生まれ。マガジンハウスで『BRUTUS』『relax』『ku:nel』などの雑誌編集に携わった後、ランドスケーププロダクツに入社。同社の「カタチのないもの担当」として、コンセプトメイクやブランディング、書籍制作、雑誌連載など、活動の幅を拡張し続けている。著書に『今日の買い物・新装版』(講談社)、『果てしのない本の話』(本の雑誌社)『ぼくの東京地図』『また旅』(共に京阪神エルマガジン社)など。
Instagram@manincafe
濱田英明(はまだ・ひであき)さん/写真家
1977年、兵庫県淡路島生まれ。2012年、35歳でデザイナーからフォトグラファーに転身。同年12月、写真集『Haru and Mina』を台湾で出版。2019年、写真集『DISTANT DRUMS』(私家版)を出版。
http://hideakihamada.com/#1
*写真:藤田一浩
幅允孝(はば・よしたか)さん/有限会社BACH代表、ブックディレクター
人と本の距離を縮めるため、公共図書館や病院、動物園、学校、ホテル、オフィスなど様々な場所でライブラリーの制作をしている。2020年7月に開館した安藤忠雄建築の「こども本の森 中之島」ではクリエイティブ・ディレクションを担当。 近年は本をリソースにした企画・編集の仕事も多く手掛ける。早稲田大学文化構想学部、 愛知県立芸術大学デザイン学部非常勤講師。
http://www.bach-inc.com/
福井盛太(ふくい・せいた)/SPBS代表、編集者
1967年愛知県生まれ。91年早稲田大学社会科学部卒。株式会社プレジデント社を経て、2003年に独立後、編集プロダクション『EDIT_』設立。金融情報誌の副編集長や出版社のwebコンテンツのディレクション、IT企業の経営コンサルティングの他、複数の雑誌、単行本の企画編集に携わり、2007年9月SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(SPBS)を設立。現在は、株主兼CEOとして会社経営をしながら、新規事業開発にも積極的に取り組んでいる。
佐久間裕美子(さくま・ゆみこ)さん/文筆家
慶應義塾大学卒業、イェール大学修士過程修了。1996年に渡米し、1998年からニューヨーク在住。出版社、通信社などを経て2003年に独立。カルチャー、ファッション、政治、社会問題など幅広いジャンルで、インタビュー記事、ルポ、紀行文などを執筆する。著書に『My Little New York Times』(Numabooks)、『ピンヒールははかない』(幻冬舎)、『ヒップな生活革命』(朝日出版社)。翻訳書に『世界を動かすプレゼン力』(NHK出版)、『テロリストの息子』(朝日出版社)。2019年8月に「真面目にマリファナの話をしよう」(文藝春秋)刊行。
Web:SAKUMAG
Twitter@yumikosakuma
岡本 健 (おかもと・けん)さん/グラフィックデザイナー
1983年、群馬県太田市生まれ。千葉大学文学部行動科学科にて心理学を専攻、研究の一環で調べたグラフィックデザインに興味を持ち、方向転換。卒業後、数社のデザイン事務所にて実務経験を積み、株式会社ヴォル、株式会社佐藤卓デザイン事務所を経て2013年に独立。2016年~2019年多摩美術大学統合デザイン学科非常勤講師、2019年よりグッドデザイン賞審査員を兼務。
https://www.okamotoken.jp/
お問い合わせは、SPBSスクール事務局宛(school@shibuyabooks.co.jp)にお願いします。
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