本と編集の総合企業

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【SPBS THE SCHOOL】編集ワークショップ「トランスローカルマップをつくろう!」*申し込み受付を終了しました

 

講座事務局よりお知らせ

当講座は終了しました。現在募集中の講座・ワークショップはこちらからご覧いただけます。

 
世の中のありとあらゆるものを編集する企業・SPBSが、ひとつのメディアをつくることを通して「編集」の醍醐味を体感する「編集ワークショップ」。
 
昨年末に開講し、ご好評をいただきましたこの編集ワークショップの2021年版が、9月18日にスタートします。
 
新型コロナウイルスの感染拡大が続く状況下で開講される、今回のワークショップ。今までの当たり前が当たり前ではなくなっていく中で、「資本の論理や公共の常識を越えた先にある、人々の生き方・暮らし方」につながるようなカリキュラムにしたいという強い思いを持って、私たちは熟議を重ねました。いきついた結論はそれぞれの”ローカルマップ”をつくること。
 
ここで言う“ローカルマップ”とは、単に地形を2次元に配置するものではありません。当ワークショップで考えるローカルマップづくりとは、自分たちが暮らす街への想像力を膨らませることであり、「いまいる土地や隣人の声に耳を傾ける」ことで獲得する“新たな視座”で街を再編集することであり、先行き不透明な時代の街のコンテクストを読み解き直すことでもあります。それらの作業を経たとき初めて、コロナ禍での新しい生き方や暮らし方を身につけてゆくヒントが見つかるのではないか、と思えてなりません。
 
当ワークショップの講義全体をナビゲートしてくれるのはトランスローカルマガジン『MOMENT』編集・デザインチームのみなさん。
 
2021年8月に発売されたMOMENT 03では「City as a home」を特集。自宅と近隣にとどまって過ごす日々のなかで、 急速にしぼんでしまった街への想像力を、いかにして新たな形で取り戻していくのか。香港、アムステルダム、埼玉県小川町を巡って、ホームとしての都市のあり方を探索しています。
 
いまここにある技術や資源、文化を読み解き直し、別のあり方を具現化する“トランスローカル”という視座で、私たちのホームを見つめ直すこと。これこそが、先行き不透明な時代を生きる上で欠かせないまなざしであると信じ、『MOMENT』編集部を本ワークショップのパートナーとしてご一緒することになりました。
 
ワークショップでは『MOMENT』編集・デザインチームのみなさんに加え、ゲストとしてアーティストの村上慧さん、ローカルジャーナリストの田中輝美さん、デザイナーの大原大次郎さんらにお越しいただきます。さまざまな知見を持ったゲストとともに、参加者のみなさまによるトランスローカルマップづくりをサポートしていきます。
 
開催に先立ち、9月4日(土)14時からはインスタライブにてオープンガイダンスも実施します。当日はご質問も受け付けておりますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
 
自分自身の手でひとつのメディアを制作することを通じて、街に小さな変化を生み出すための新たな一歩を踏み出してみませんか?
 
みなさまからのお申し込みを、心よりお待ちしています。
 

こんな人にオススメ

・自分の生活する街や好きな街と、もっと関わりを持ちたい方
・自分の視点をいかして、編集やデザインに取り組んでみたい方
・新たなコミュニティ形成に興味のある方
・これからの時代のローカリティ、街の多様性を見出し、発信したい方
 

『MOMENT』編集・デザインチームより

MOMENTは編集とデザインを往復しながら、雑誌を制作する小さなチームです。役割を固定し分業するのではなく、互いの領域に半歩踏み出しあいながらつくること。これは小さなチームだからこそできる制作の醍醐味かもしれません。
 
私たちは編集やデザインは専門家だけが持つ特別な技術ではなく、だれしもが使うことのできる手立てだと考えています。今回のワークショップへのご参加は、編集やデザイン、都市づくりに関わる方々に限りません。自分の生きる街にはもっと別の見方ができるはず、そんな小さな意志があれば、むしろレストランや旅館、書店に花屋などなど、多様な生業をもつ方の視点が交錯することで、思いもよらぬ視野がひらけてくるはずです。編集やデザインの手法を取り入れ、自分(たち)の小さなメディアを制作することを通じて、街との関係性をどう描き直していくか。MOMENTチームやゲストの方々と一緒に考えていきましょう。
 
多くの人がホームの息苦しさを感じている現在。自らの手で自分の地図が描けなくなっていく状況をどうやって打開するのか。このワークショップがMOMENT3号を制作しながら探索してきた問いをともに実践する機会になればと考えています。ご参加お待ちしています!

 

SPBS THE SCHOOL 編集ワークショップ「トランスローカルマップをつくろう!」

■ 開講期間:2021年9月18日(土)〜2022年1月25日(土)
(隔週開講 ※第1回、第2回を除く/全10回/すべてオンライン)
■ 受講料:4タイプの中からご希望のメニューをお選びください。
①グループ参加(3名1組):253,000円(税込/以下すべて同)
3名までのチームで、一つの制作物をつくります。登録者は全ての回にご参加いただけます。3名以上での参加をご希望の場合は、お申し込みの前にお問い合わせください。

②ペア参加(2名1組):187,000円
2名での参加で、一つの制作物をつくります。登録者は全ての回にご参加いただけます。

③個人参加:110,000円
1名での参加です。登録者は全ての回にご参加いただけます。

④聴講参加:33,000円
第1回、第2回、第3回、第4回、第7回の、それぞれのゲスト講義(80分/Zoomウェビナー使用)を聴講できます。マップの制作はありません。
*①②③は、分割払いにも対応しております(最大3回払い)。詳しくはお申し込みフォームをご確認ください。
*いずれの受講方法も学割の10%割引をご用意しています。グループ参加・ペア参加の場合、チームの人数のうち半数以上が学生の場合適用いたします。申し込みフォームにて選択をお願いします。参加申し込み後、学生証のコピーを人数分提出いただきます。

■ 定員:①②③ 計20組まで。(参加人数最大35名程度)。④20名程度。
■ 制作実費:受講料の他、印刷代・取材実費は各受講者のご負担となります。
例:マップの印刷代 1〜5万円目安(仕様により異なります)/取材費
■ 申し込み:募集終了いたしました。
■ カリキュラムについて:

*第1回-第4回、第7回では前半(9:00-10:20)はZoomウェビナーによる講義、後半(10:30-12:00)は制作参加者のみ対象のワークショップとなリます。
*すべての回でZoomを使用し、開催期間中はアーカイブ動画を閲覧することが可能です。ただし、一部グループワークなどアーカイブ動画とならない可能性もありますので、予めご了承ください。
*2022年1月22日(土)のみ開催時間未定
 

オープンガイダンスのご案内

2021年9月4日(土)14時から、Instagram Liveにて開催したガイダンス動画はこちらからご覧いただけます。SPBSの担当者がMOMENT編集長・白井さんとともに本ワークショップの詳細についてお話しています。ぜひご覧ください。

 
■ 講師/ゲストプロフィール:
[メイン講師]

白井瞭(しらい・りょう)さん
早稲田大学文化構想学部卒業。在学中より(株)リ・パブリックにおいて、「シリアルイノベーター研究会」(成熟企業で連続的にイノベーションを起こす人材の行動原理と環境を研究する組織)の運営などに関わる。その後、オランダの学際的研究実践機関MediaLAB Amsterdam を修了、2016年にリ・パブリックに入社。福井市のXSCHOOL、環境省のmigakibaなど都市型事業創造プログラムの企画運営などに関わる。2019年、トランスローカルマガジン『MOMENT』創刊。
 

片岡裕美子(かたおか・ゆみこ)さん
編集者。一橋大学社会学部卒業。月刊誌『東京人』の編集に長く関わり、2016年に独立。フリーランスでの編集/執筆を行う。編集した書籍に『東京田園モダン』『渋谷の秘密』(単行本/いずれも三浦展著)など。(株)リ・パブリックでは雑誌『MOMENT』などの編集や福井市のXSCHOOLプロジェクトなど、都市の文化や資源、産業を読み解き実践するプロジェクトに携わる。
 

飯田将平(いいだ・しょうへい)さん
2011年武蔵野美術大学建築学科中退後、同年からフリーランスのデザイナーとして活動。雑誌や書籍のアートディレクション、美術展や建築物にまつわるサイン計画を中心にさまざまな領域のデザインに携わる。2017年よりスタジオを鎌倉に移し、谷戸の古い家を改修しながらオルタナティブスペースを計画している。
 
[ゲスト講師]

村上慧(むらかみ・さとし)さん
東京都生まれ。私(わたくし)と公(おおやけ)の関係に着目し、個人の生活が社会に与える影響を考察している。2014年より自作した発泡スチロール製の家に住む《移住を生活する》プロジェクトを始める。2021年からは広告を掲げた家を制作し、その広告収入によって暮らすプロジェクト《広告看板の家》を行っている。近年の主な展覧会に「村上慧 移住を生活する」(金沢21世紀美術館)、「高松コンテンポラリーアート・アニュアル vol.08」(高松市美術館)など。著書に『家をせおって歩く かんぜん版』(福音館書店、2019年)などがある。
 

田中輝美(たなか・てるみ)さん
島根県浜田市出身・在住。山陰中央新報記者を経て2014年独立。フリーランスのローカルジャーナリストとして、島根を拠点に地域のニュースを記録している。著書に『関係人口の社会学』(大阪大学出版会)、『地域ではたらく「風の人」という新しい選択』(ハーベスト出版)など。100年発行することを掲げた新しいかたちの年刊誌『みんなでつくる中国山地』を2020年、仲間と創刊した。博士(人間科学)。2021年、島根県立大学地域政策学部に着任。
 

大原大次郎(おおはら・だいじろう)さん
グラフィックデザイナー。タイポグラフィを基軸としたデザインワークや映像制作に従事するほか、展覧会、ワークショップ、フィールドワークなどを通して、言葉や文字の新たな知覚を探るプロジェクトを多数展開する。近年のプロジェクトに、重力を主題としたモビールのタイポグラフィシリーズ〈もじゅうりょく〉、ホンマタカシによる山岳写真と登山図を再構築したグラフィック連作〈稜線〉、音楽家・蓮沼執太、鴨田潤と共に構成する音声記述パフォーマンス〈TypogRAPy〉などがある。
 

SPBS本店店長 黒澤雄大(くろさわ・ゆうだい)
1993年生まれ。兵庫県出身。2016年に国立本店・ほんとまち編集室 6期のメンバーとして加入。2017 年にYATAI BOOKSをスタート。大学卒業後、SPBS本店にアルバイトスタッフとして入社。2020年より店長を務める。
 

SPBSTHE SCHOOL編集ワークショップお問い合わせ先

school@shibuyabooks.co.jp

 
■ よくあるお問い合わせ:
Q1.編集やデザイン未経験でも参加可能ですか?
A1.もちろん大丈夫です。
 
Q2.編集やデザインの技術は身につきますか?
A2. 技術の習得に主眼を置いた講座ではありませんが、『MOMENT』編集・デザインチームやSPBSの編集スタッフ、その他ゲストによるマップ制作のサポートを通して、編集やデザインの考え方や手立てについて学ぶことができます。
 
Q3.編集者として働いているのですが、参加可能ですか?
A3. 可能です。職業・職種による参加資格の制限はございません。
 
Q4. ワークショップに参加するにあたり、用意するものはありますか?
A4. 特にありません。マップ制作はPC上で行われるケースが多いと想定していますが、別の制作方法も必要に応じてご相談できればと思います。
 
Q5. すべての講義に出席できそうにないのですが、補講などでサポートいただくことは可能ですか?
A5. 個別の補講はできませんが、すべての講義が動画でアーカイブ化されますので、出席できなかった回も受講期間中は動画でご視聴いただけます。
 
Q6. 受講者同士の交流はありますか?
A6. オンラインでの交流会や質問会など、いくつかのイベントを予定しています。
 
Q7. チームで受講する場合、マップはいくつ制作可能ですか?
A7. チームで1つです。
 
Q8. マップの著作権はどこに帰属しますか?
A8. 受講者に帰属します。
 
Q9. 途中で受講を続けられなくなった場合、受講料は返金されますか?
A9. ワークショップ開講後の返金は、原則として受け付けておりません。

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