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- 【フェア】『シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録』刊行記念フェアたべもので人をしあわせにするということ@SPBS本店
『シェフを「つづける」ということ』『昭和の店に惹かれる理由』『東京の美しい洋食屋』など、食やお酒、なかでもそこに従事する「ひと」や「時代」について執筆する文筆家の井川直子さん。食に関わるひとや店の佇まいを、誠実なまなざしで丁寧に描くその著作は、多くの読者を惹き付けています。
一方で井川さんの著書の中には、実家を離れ東京で暮らす井川さんが、秋田に暮らす認知症の母のことを書いた『不肖の娘でも』というエッセイ集もあります。離れて暮らすことに後ろめたさを感じながらも、母を思う娘の姿がありありと描かれた、SPBS本店でもロングセラーのリトルプレスです。
そんな井川直子さんの、5月に発売された最新刊『シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録』は、2020年の春、1度目の緊急事態宣言が出た翌日から、緊急事態宣言下のシェフ34人に行なったインタビューを収載した1冊。正解がわからない中で、決断を迫られ、従業員や生産者を守るために手探りで奔走するシェフの姿が浮かび上がります。彼らに話を聞きながら、「このコロナ禍でも、食べ物で“人を喜ばせる”ことを諦めない人たち、料理人って人たちは一体何なんだろう?」と井川さんは改めて感じたと言います。
SPBS本店では本書の刊行を記念し、文筆家・井川直子さんの選書フェアを開催します。
選書のテーマは「食のひと」の本と「母」の本。「食のひと」について知るヒントとなる作品と、わたしたちが大人になる過程で知らず知らずのうちに影響を受けている父や母、家族の味について書かれた作品を選んでいただきました。井川さんの書籍とあわせて、多くの方にご覧いただきたい作品ばかりです。
また今回、『シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録』に登場する34人のシェフが手掛けるお店の紹介一覧を、井川さんに作成いただきました。対象書籍をお買い上げいただいたお客さまに差し上げますので、奮闘するシェフたちのお店にもぜひ足を運んでみてください。
『シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録」刊行記念フェア
たべもので人をしあわせにするということ@SPBS本店特設スペース
■ 会期:2021年8月9日(月・祝)〜8月29日(日)
*11:00-21:00の短縮営業中
*ご来店の際はマスクの着用をお願いしております。
■ 場所:SPBS本店特設スペース(東京都渋谷区神山町17-3 テラス神山1F)[MAP]
■ 特典:対象作品をお買い上げの方に、34人のお店情報一覧ペーパーをプレゼントします。
■ プロフィール:
井川直子(いかわ・なおこ)さん/文筆業
料理人や醸造家など、食と酒にまつわる「ひと」と「時代」をテーマにノンフィクション、エッセイを執筆。著書に『シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録』(文藝春秋)、『不肖の娘でも』(リトルドロップス)、『東京の美しい洋食屋』(エクスナレッジ)、『変わらない店 僕らが尊敬する昭和 東京編』(河出書房新社)、『昭和の店に惹かれる理由』(ミシマ社)、『シェフを「つづける」ということ』(ミシマ社)ほか。連載にdancyu『東京で十年』、食楽『地球は女将で回ってる』、月刊日本橋『食の源をたどれば』ほか。
■ 書誌情報:
タイトル:『シェフたちのコロナ禍 道なき道をゆく三十四人の記録』
著者:井川直子
出版社 : 文藝春秋
発売日 : 2021/5/13
内容紹介:
コロナ禍で苦境に置かれた飲食業界。
補償なき自主休業か、お客の来ない営業か、
それとも他に道はあるのだろうか。
レストランやお店を続けることはできるのか。
料理人であり、スタッフを抱えるリーダーでもある
シェフたちの心は揺れに揺れた。
2020年春の緊急事態宣言、そして冬の感染再拡大を前に
シェフたちは何を思い、どう動いたのか。
そして「これから」のお店の舵取りは。
フランス料理のグランメゾン、
横丁の老舗にオフィス街の新店――。
刻々と変わりゆく状況下、
シェフたちへの取材をライフワークとする著者が、
願いを込めて書きとめた34人の言葉の記録。
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