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- 【イベント】『サラリーマンはなぜサーフボードを抱えるのか?』刊行記念 僕が日本のデザインに感じたこと。身近な違和感から話し合おう。
「なぜこの広告には海外のモデルが多いのだろう?」
「どうしてこの商品パッケージには間違った英語が使われているのだろう?」
お店に並んだ商品や雑誌、テレビなどを見ていて、そんな疑問を感じたことはないでしょうか?
日系アメリカ人であるデザイナー・真崎嶺さんが個人で出版した『サラリーマンはなぜサーフボードを抱えるのか?』は、そんな日本のデザインにおける素朴な疑問や違和感の裏に潜む差別の問題を、真崎さん自身が調べた具体例をもとに考察する一冊です。昨今日本でも取り上げられることの多いブラックフェイスやホワイトウォッシュなどの差別的な問題を、デザインという観点から紐解いていくと、私たちがいかに、当たり前に差別的な表現を受け入れてしまっているかということに気付かされます。
普段から違和感を持ったことを、身近な人と話し合うようにしているという真崎嶺さん。SPBSでは真崎嶺さんと、本書の訳者である宮本裕人さんをお迎えし、トークイベントを行います。本トークでは、本書の内容に触れながら、違和感を持つための視点や、違和感を発信していく意義についてもお話ししてもらいます。また、今回のトークイベントでは、事前に参加されるみなさんからも、本書に対する質問や本書を読んで感じた意見などを募集し、トーク後半でご希望の方と真崎さん、宮本さんと一緒に簡単なディスカッションをする時間を設ける予定です。
差別だけでなく、ジェンダーやメンタルヘルス、環境問題などさまざまな社会課題に対して、個人個人が自分自身で考え発信していくことの重要性が高まっています。そんな今だからこそ、日本のデザインにおける差別の問題を、個人的な視点で真正面から向き合い発信していく本書は、多くの人に読んでもらいたい1冊です。本イベントは著者の真崎さんから直接お話を聞ける貴重な機会となりますので、ぜひご参加ください。
登壇者
真崎嶺(まさき・れい)さん
2017年から東京で活動している日系アメリカ人のグラフィックデザイナー。パーソンズ美術大学でイラストレーションを、クーパー・ユニオンにてタイプデザインを学び、現在はバーモント美術大学でグラフィックデザインの修士号を取得しています。
宮本裕人(みやもと・ゆうと)さん
フリーランスのストーリーテラー。『サラリーマンはなぜサーフボードを抱えるのか?』翻訳者。『WIRED』日本版エディターを経て、2017年より独立。2019年より、時代と社会の変化に耳を傾けるメディアプラットフォーム『Lobsterr』を共同運営中。
書籍
『サラリーマンはなぜサーフボードを抱えるのか?』
著者:真崎嶺
訳者:宮本裕人
価格:¥2,400(税込)
開催概要
■ 日時:2021年9月17日(金)20:00-21:30
■ 会場:オンライン
■ 主催:SPBS toranomon
■ 参加方法:お申し込み後、Peatixの「視聴」ページに掲載されるURLよりご覧ください。
■ チケット:
・オンライン視聴チケット: ¥1,650(税込)
・【書籍付き】オンライン視聴チケット(イベント後発送):¥3,600(税込)
■ 申し込み:こちらのリンクから申し込みいただけます(イベント管理サービス・Peatixのページに移動します)。