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- 【BOOK TRUCK×SPBS】「移動式本屋のはじめかた<第2期>」 ──SPBS THE SCHOOL *申し込み受付を終了しました
日本全国に移動式本屋が現れたら、少しだけ世の中に変化が起こせるんじゃないか──。
そんな思いで2021年春に実施し、多くの熱心な受講生にご参加いただいた講座「移動式本屋のはじめかた」。受講生の中から実際に移動式本屋をはじめたという報告も届いています。
SPBS THE SCHOOLでは、これからも「移動式本屋」の可能性を切り開いていくために、この春「移動式本屋のはじめかた<第2期>」を開講します。
移動式本屋とは、実店舗を持たなくてもはじめることができる本屋のスタイルのことです。別の仕事をしながら、オンラインと併用しながら、週末だけ、年に数回だけ……など、それぞれの店主の暮らし方、働き方に合わせた出店も可能なため、ハードルを低くしてスタートすることができます。
一方で、本屋にモビリティを付与する方法や、出店する場ごとの本の揃え方・見せ方など、移動式本屋特有の考えておくべきポイントがあるのも事実です。
今回の講座では、移動式本屋をはじめるにあたって知っておきたい基本的なこと、移動式本屋だからこそできること、これからどんな可能性があるかについて、講師のみなさんと一緒に学びながら、全5回の講義を通して自分の思い描く移動式本屋のアイデアを形にしていきます。
本屋の数が減少傾向にある中、本が好きで誰かに届けたい、本を通じて人や地域とのつながりをつくりたい、近くに本屋がなくなってしまったのでなんとかしたい……そんな思いを持つ方が、日本全国のさまざまな場所で本と人をつなぎ、新たな出会いが増えていくとしたら、私たちSPBSも書店を生業とする企業として、こんなにうれしいことはありません。
この講座を通じて、自分なりの移動式本屋に向けた小さな一歩を踏み出してみませんか?
みなさまのご参加をお待ちしています。
講師のBOOK TRUCK店主・三田修平さんよりメッセージ
移動式本屋BOOK TRUCKの活動も10年目に突入した昨年。コロナ以降のニューノーマルな本屋のスタイルが模索されるなか、BOOK TRUCKとして蓄積した知識や経験をお伝えする機会をつくりたいと思い、おそらく世界初の移動式本屋に特化した講座「移動式本屋のはじめかた」を開催させていただきました。予想以上に多くの方に受講していただき、僕としてもたくさん刺激をもらいました。その後も本講座についてお問い合わせを受ける機会が多く、僕自身もまだまだお伝えしきれていないことがあるので、この春再び「移動式本屋のはじめかた」を開催させていただきます。
前回は初めての開催ということもありBOOK TRUCKのケースをベースとした話が多かったですが、今回はより多くの方が実践しやすい形で移動式本屋のあり方を模索していきたいと考えています。気軽に自分の本屋を持ちたいという方、全国を旅しながら本屋をやりたいという方、すでに本屋をやられていてサテライト店舗として移動式本屋もやってみたいという方、ぜひぜひ奮ってご参加くださいませ!
こんな人におすすめ
・本と人をつなぐことに興味のある方
・移動式本屋をはじめたいと思っている方
・これからの時代を見据えた新しい本屋のあり方を考えたい方
・1人ではなく、人と意見を交わしながらアイデアをブラッシュアップしたい方
カリキュラム
*すべての回に三田修平さんが登壇します。
*各回に課題があります。
第1回|3月27日(日)9:00-12:00
講義内容|「移動式本屋の今までとこれから」
講師|三田修平さん(BOOK TRUCK店主)
三田さんが移動式本屋BOOK TRUCKをはじめられて丸10年。10年間の活動の軌跡を追いながら、移動式本屋の特徴や可能性についてお話ししてもらいます。移動式本屋を営みながら生活していくとはどういうことなのか、実情を学んだ上で、移動式本屋の営みの全体像を改めて考えていきます。
第2回|4月2日(土)9:00-12:00
講義内容|「どうやって移動する?──トラックからカーゴバイクまで多様なモビリティを考える」
ゲスト講師|三輪ノブヨシさん(インテリアデザイナー、サンリン自転車生活社主宰)
第2回は、移動の仕方について考えていきます。移動式本屋をはじめたい方から三田さんへの質問として多く寄せられるのが「車両をどうしたら良いか?」という疑問。本屋にどうやってモビリティを付与するかは、移動式本屋をはじめる上で重要なテーマの一つです。ゲストにはDIYを駆使してご自身でモビリティツールを制作している三輪ノブヨシさんをお招きし、トラックからカーゴバイクまで、本屋にはどんな移動の仕方があり得るのかを探っていきます。
第3回|4月10日 (日)9:00-12:00
講義内容|「出店場所はどう確保する?──ニーズから読み解く移動式本屋の可能性」
ゲスト講師|矢野拓洋さん(ソトノバ・パートナー)・西田司さん(オンデザインパートナーズ代表/ソトノバ・パートナー)
第3回は、自分の移動式本屋をどんな場所に出店するのかをイメージしていきます。まずはBOOK TRUCKの出店事例から、実践的な出店場所の確保の仕方についてお話してもらいます。加えて、本のある公共空間や施設の事例を多く見てきたソトノバの矢野拓洋さん、西田司さんにご登壇いただき、なぜその場所に本が必要なのか、本や本屋が地域やコミュニティの中でどのように機能するのかなどについても考えていきます。
第4回|4月16日(土)9:00-12:00
講義内容|「本はどうやって選び、仕入れる?──流通から選書まで本屋の仕入れの基礎知識」
ゲスト講師|高山かおりさん(Magazine isn’t dead.主宰)
第4回は、選書と仕入れについてです。移動式本屋であっても、本屋である以上は、品揃えがお客さまからの信頼を得るための重要なポイントです。新刊本や古書など、本屋の仕入れに必要な基礎知識をお伝えするとともに、実店舗を持たずとも、独自の品揃えでオンリーワンなお店を展開するMagazine isn’t dead.主宰の高山かおりさんをゲストにお迎えし、理想的なセレクトを実現するための術を学びます。
第5回|4月30日(土)9:00-12:00
講義内容|「わたしの移動式本屋 発表会」
最終回では受講生一人ひとりが思い描く移動式本屋のプランを発表します。本講座の目的は自分なりの移動式本屋のスタイルを見つけること。全員参加のもと、三田さんから一人ひとりに現実的で実用的なフィードバックをします。
講師・ゲスト講師紹介
講師
三田修平(みた・しゅうへい)さん/移動式本屋BOOK TRUCK店主
1982年、神奈川県出身。大学卒業後、TSUTAYA TOKYO ROPPONGI、CIBONE青山店での勤務を経て、SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERSの店長を開店から4年務め独立。2012年3月に移動式本屋・BOOK TRUCKをスタートし、現在までに700日以上の出店実績がある。他にも飲食店や小売店のブックセレクトや、電子書籍ストア「Reader store」のサポートなど、さまざまな形で本の販売に携わっている。
BOOK TRUCK
第2回ゲスト講師
三輪ノブヨシ(みわ・のぶよし)さん/インテリアデザイナー、サンリン自転車生活社主宰
特定の肩書きを持たず、遊びの延長的にインテリアのデザインや立体アートをフリースタイルで作る活動を行う。自転車好きで、ストリートで何かやりたい人にカーゴバイクを作る(街を楽しくしてくれそうな人限定!)。青山ファーマーズマーケットなどの屋外イベント用の什器や屋台なども手がけている。今はスーパーオープンな自宅作り中。
flickr
サンリン自転車生活社ウェブ
第3回ゲスト講師
矢野拓洋(やの・たくみ)さん/ソトノバ・パートナー
東京都立大学大学院都市政策科学域博士課程、ソトノバ・パートナー、IFAS共同代表、シティラボ東京コミュニケータ。1988年生まれ。建築家、研究者としてデンマークの建築設計思想と教育、社会制度、文化の接点を学ぶ。国内外で民主主義的設計アプローチで社会課題を解決する研究、実践をしている。主な仕事に「JaDAS(Japan and Denmark Architectural Studies)」、「Communication Beyond Words」(日本デンマーク国交樹立150周年事業)など。主な著書に『タクティカル・アーバニズム』(2021)。
https://sotonoba.place/member
西田 司(にしだ・おさむ)さん/オンデザインパートナーズ代表、ソトノバ・パートナー
建築家、東京理科大学准教授。1976年生まれ。使い手の創造力を対話型手法で引き上げ、様々なビルディングタイプにおいてオープンでフラットな設計を実践する。主な仕事に「ヨコハマアパートメント」(JIA新人賞/ヴェネチアビエンナーレ審査員特別表彰)、「ISHINOMAKI2.0」(地域再生大賞特別賞)、「THEBAYSとコミュニティボールパーク」など。主な著書に『タクティカル・アーバニズム』(2021)、『建築を、ひらく』(2014)、『オンデザインの実験』(2018)など。
http://www.ondesign.co.jp/
第4回ゲスト講師
高山かおり(たかやま・かおり)さん/Magazine isn’t dead.主宰・ライター
独断と偏見で選ぶ国内外のマニアックな雑誌に特化したオンラインストア「Magazine isn’t dead. 」主宰、ライター。小売だけでなく、国内の雑誌やアートブックの卸売サポート、洋雑誌のディストリビューションなども手がける。セレクトショップでの販売員を経て、都内書店で雑誌担当として勤務後2018年に独立。4歳からの雑誌好きで、国内外の雑誌やZINEなどのあらゆる紙ものをディグるのがライフワーク。SNOW SHOVELING CARAVANの隊員としても活動中。生まれも育ちも北海道で、六花亭をこよなく愛する。
http://magazineisntdead.com/
開催概要
▼日程(全5回)
3/27(日)、4/2(土)、4/10(日)、4/16(土)、4/30(土)
*すべて時間は9:00-12:00
*後日アーカイブ動画のリンクをお送りします。
▼会場
オンライン
*Zoomミーティングを使用します
▼受講料
一般:50,000円(税込 55,000円)
学生割引適用:45,000円(税込 49,500円)
*お支払いは銀行振込のみ。分割払いが可能です。お申し込み時にお知らせください。
*各回ごとのお申し込みは受け付けておりません。
▼定員
先着20名様
*受講料のご入金手続きが完了した方から先着順となります。
申し込み方法/初日までの流れ
定員に達したため、お申し込みの受付を終了しました。
【お申し込みいただいたお客さまへ】
受付後、SPBSからお支払い方法についてご連絡差し上げます。
↓
入金確認ができましたら、第1回に向けてのご案内をお送りいたします。
↓
いよいよ当日!
よくあるお問い合わせ
Q.書店の仕事経験がないと参加できませんか?
A.書店の経験は必須ではありません。第4回では、初めて商品として本を取り扱う方に向けた講義を行います。
Q.いつか移動式本屋をやってみたいと思っていますが、何も準備ができていません。
A.何も準備できていなくても大丈夫です。各講義や課題を通じて、どんな移動式本屋をはじめることができるか、少しでも具体的なイメージを持てるようになることが、今回の講座の目的です。
Q.移動式かどうか決めていないですが、いつか本屋をやってみたいと思っています。参考になりそうですか?
A.固定の店舗を持たないこと以外は、本屋を始めるための講座ですので参考になるかと思います。固定店舗の開店に関する踏み込んだ内容ではないですが、三田さんは固定店舗の経験もお持ちですし、書店経験があるSPBSのスタッフも参加しております。
Q.ワークショップに参加するにあたり、用意するものはありますか?
A.オンライン開催のためインターネットへの接続環境と、PCやタブレットなどのデバイスが必要です。それ以外には特にありません。
Q.すべての回に参加できなくても大丈夫ですか?
A.そのような方に向けて、アーカイブ配信もご用意しています。前回はアーカイブ配信のみでご参加された方もいらっしゃいました。個別の補講にはご対応できかねますが、課題への講評・コメントやご質問には可能な限りお答えできるようにいたします。
Q.途中で受講を続けられなくなった場合、受講料は返金されますか?
A.ワークショップ開講後の返金は、原則として受け付けておりません。
そのほかの注意事項
・最少催行人数に達しなかった場合、開催を見送る場合がございます。あらかじめご了承ください。
・次回の連絡など、開講中のコミュニケーションツールはSlackを使用します。
SPBS THE SCHOOLとは?
SPBS THE SCHOOLは、“編集”を通して世の中を面白くする遊びと学びのラボラトリーです。古今東西のすべての本、著者、編集者をパートナーに迎え、日常のもの・こと・場所を観察し、意味を捉え直すことで、自分と世の中に小さな変化を起こしていきます。
現在受付中・過去に開催したワークショップはこちら→
SPBS THE SCHOOL「移動式本屋のはじめかた<第2期>」
■ 期間:2022年3月27日(日)〜4月30日(土) 全5回
■ お申し込み先:定員に達したため、お申し込みの受付を終了しました。
■ お申し込み〆切:3月22日(火)12:00
■ 主催:合同会社SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS
■ 担当:SPBSメディア事業部 SPBS THE SCHOOLチーム 工藤
ご相談やご質問などはお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先:school@shibuyabooks.co.jp
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