本と編集の総合企業

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【SPBS THE SCHOOL】あらゆる領域で応用可能な「編集的思考」に磨きをかける、新講座「編集のレッスン」*申し込み受付を終了しました

【SPBS THE SCHOOL】あらゆる領域で応用可能な「編集的思考」に磨きをかける、新講座「編集のレッスン」*申し込み受付を終了しました

 

講座事務局よりお知らせ

当講座は終了しました。現在募集中の講座・ワークショップはこちらからご覧いただけます。

 
時代が変わり、メディアが変わり、道具(ツール)が増えたことで、「編集」の実際は刻々と変化しています。かつての出版における「編集」は、出版社に属する編集者の専門的な職能で、主に単行本や雑誌の編集のことを指しましたが、現代での身近な「編集」は、SNSでの作文、画像加工、投稿のプロセスをはじめ、手のひらで行われる日常的行為として私たちの生活に根付いています。
 
「編集」を取り巻く環境が変わり、誰もが編集をする時代になったからこそ、本をつくるための“編集スキル”ではなく、編集が内包する“思考”に価値があるのではないか──。SPBSでは、そんな“編集的思考”に磨きをかける講座「編集のレッスン」を開講します。
 
第1期となる今回は、ナビゲーターに“広義の編集”を実践している編集者の柴田隆寛さんをお迎えし、出版、PR、ファッション、建築など、さまざまな領域の第一線で活躍するゲスト講師陣との対話を通して、それぞれが持つ“編集的思考”に迫ります。編集の過程でどんな議論が行われたのか、どんな逡巡があったのか、そこにはどんな美意識が潜んでいたのか。具体的な事例を紐解きながら、受講生それぞれが持つ既存の思考に揺さぶりをかけていきます。
 
本講座を通して、先の見えないこれからの時代に、ご自身の仕事や学業、もしくは生活を楽しみながら生き延びるための、新たな視点を獲得していただけたら幸いです。
 
みなさまのお申し込みをお待ちしております。
 

ガイダンス動画視聴のご案内

8月31日(水)に、ナビゲーターの柴田隆寛さんをお迎えして、講座内容を紹介するガイダンスをInstagram LIVEで行いました。アーカイブ動画はこちらからご覧いただけます。
▼ガイダンスでお話しした内容
・「編集のレッスン」が目指すもの
・柴田隆寛さんにナビゲーターをお願いした理由
・ゲスト&カリキュラムについて
・終了後の交流会、番外編について
・コース紹介&今後のスケジュール

 

「編集のレッスン 第1期」5つの特徴

1)編集の「技術」ではなく「思考」を磨く
6名の「編集人」の考え方に触れ、思考を磨くことで、ご自身の仕事や生活のプロセスにおける新たな視点を獲得することを目指します。
 
2)全国どこからでも参加できるオンライン開催
全6回オンラインでの実施となりますので、全国どこからでもご受講いただけます。
 
3)選べる2つのコース
通常コースに加え、レクチャー部分のみの視聴ができる「アーカイブ視聴コース」をご用意しています。リアルタイム参加の日程が合わない方や、自分のタイミングで視聴したい方におすすめです。アーカイブは講座終了の約1カ月後まで繰り返しご視聴いただけます。
 
4)オンラインでも講師との交流・受講生同士のつながり
毎回講師に直接質問ができる質疑応答の時間を設けています。授業終了後は「放課後」として、30分ほどの交流会を設けるので、多様な参加者の方々と講義の振り返りを行うことができます。*通常コースのみ。「放課後」タイムは任意参加です。
 
5)全6回終了後には「番外編」参加で個別のフィードバック
ご自身の編集的思考がどのように磨かれたのか、講座全体を振り返りながら実在するプロジェクトの企画を考える「番外編」。任意参加ですが、企画を提出した参加者全員がナビゲーターの柴田さんからフィードバックをもらえます。選ばれた企画は、柴田さんとともにクライアントにブレゼンまで行い、最終的に企画として採用・実現する可能性があります。*通常コースのみ。

●企画について
地域活性化を目的とした「阪急交通社」と「ナビタイムジャパン」の共同プロジェクト〈ニッチャートラベル〉のツアー企画を考えます。題材は書店を舞台とした、渋谷区観光協会のオフィシャルツアーを予定しています(企画内容は変更となる可能性があります)。
 

こんな人に受けてほしい

・「編集」を生業にしている方はもちろん、企画やブランディング、PR などに関わる仕事をしている方
・編集者がどのような思考でプロジェクトを進めているのかを知りたい方
・普段見ることのできない企画のプロセスを学び、自分の仕事に生かしたい方
・正解のない問いに対してどのように自分なりの解答を導くか、思考のトレーニングをしてみたい方
 
▼ナビゲーター

柴田隆寛(しばた・たかひろ)さん/編集者

編集プロダクションにて、ぶんか社『Asayan』、講談社『HUGE』の編集や数々のクライアントワークに携わる。2013年、マガジンハウス『アンドプレミアム』のエグゼクティブディレクターに就任。創刊から約3年半にわたり同職を務める。2015年に独立し、編集事務所「Kichi」を設立。メディア・広告・ブランディングなど、領域に縛られず「広義の編集」を実践。講談社『栗原はるみ』のクリエイティブディレクターも務める。

 
▼ゲスト講師

林貴則(はやし・たかのり)さん/コンテクストメイカー

出版社勤務後、スポーツとライフスタイル&デザインを融合させた雑誌の発行人兼編集長に。その後、広告制作会社のクリエイティブディレクターとして企業広告に携わる傍ら、フランスのキッズマガジン『MilK』の日本版編集長に。2015年に独立、リサーチ&デザインスタジオ Polar Inc. を設立。事業構想やアイデンティティの策定、広告やオウンドメディア制作等に携わる。

 

工藤桃子(くどう・ももこ)さん/建築家

東京生まれ、スイス育ち。多摩美術大学環境デザイン学科卒、松田平田設計勤務のち工学院大学大学院藤森照信研究室修士課程修了。デザインユニットの活動を経て、16年にMOMOKO KUDO ARCHITECTSを設立(現MMA Inc.)。建築設計のほか、ショップやレストランなどのインテリアデザイン、展覧会の会場構成も手がけている。

 

小沢宏(おざわ・ひろし)さん/スタイリスト・「EDISTORIAL STORE」店主

大学在学中に雑誌『POPEYE』のファッションエディターのアシスタントに。24歳でドメスティックブランドのセレクトショップ「MADE IN WORLD」をオープン。並行して雑誌『BRUTUS』『POPEYE』『HUGE』『GQ』等のスタイリストとして活躍。2000年代に自らのブランド「Numero Uno/ヌメロ・ウーノ」を設立。2022年、故郷である長野県上田市にセレクトショップ『EDISTORIAL STORE』をオープン。

 

デイリープレス 川村美帆(かわむら・みほ)さん・竹形尚子(たけがた・なおこ)さん/PRプランナー

デイリープレスは2003年に川村美帆さんと竹形尚子さんの共同主宰により設立。デザインやものづくりの分野でのPRを中心に活動。コミュニケーションを重要な柱とし、対話をすることで、そのブランドの歴史を形づくってきた普段あまり知られることのないディテールや、裏側に潜む人々の思考や物語を見出していく。ブランドのアイデンティティへの理解を何層も重ねていきながら、外部への届け方やつながり方を考えかたちにしている。HP

 

田島朗(たじま・ろう)さん/編集者

97年にマガジンハウスに入社し、「BRUTUS」に配属となり約18年間在籍。2016年に「Hanako」編集長に就任しリニューアルに着手する。雑誌作りに加え、デジタルや読者コミュニティ、海外事業、商品開発、クリエイティブレーベル事業などを幅広く手掛ける。21年12月に第四編集局長(「BRUTUS」「Hanako」発行人)兼「BRUTUS」編集長に就任。

 

スケジュール

第1回|9/14(水)20:00-21:30 講師|柴田隆寛さん(編集者)

ライフスタイル雑誌、靴下ブランド、地方創生、トラベルツアーなど、驚くほど多様なジャンルの仕事を抱える柴田さんは、どんなものでも「編集」が力になるポイントはあると言います。実際のプロジェクトに編集者としてどのように関わっているのか、事例を元にお話しいただきます。
 

第2回|10/5(水)20:00-21:30 ゲスト講師|林貴則さん(コンテクストメイカー)

ご自身の肩書きを「コンテクストメイカー」と再定義したという林さん。その意図とは? プロジェクトの背景に潜むコンテクスト=文脈を見つけ出して編集する、林さん流の方法についてお話しいただきます。
 

第3回|10/26(水) 20:00-21:30 ゲスト講師|工藤桃子さん(建築家)

ドアノブ1つを決めることから、地域全体に与える影響まで、建築物をつくるということはミクロとマクロの視点の行き来が欠かせません。考えた末に白紙に戻すこともあるとか。工藤さんが手がけた公共建築とインテリアプロダクトの例を元に、その仕事のプロセスについてお話しいただきます。
 

第4回|11/16(水)20:00-21:30 ゲスト講師|小沢宏さん(スタイリスト)

故郷である長野県・上田に「エディストリアルストア」という新店舗をオープンした小沢さん。既存のものをどのように選び、どのように差し出すかという意味でも、ことば使いが上手という意味でも、極めて編集的なお店を例に、小沢さんが考える編集観・仕事の姿勢についてお話しいただきます。
 

第5回|12/7(水)20:00-21:30 ゲスト講師|デイリープレス 川村美帆さん・竹形尚子さん(PRプランナー)

プレスリリースを送るといった既存のPRの仕事にとどまらず、実際に現場に足を運んでものづくりの過程に携わるなど、つくり手に伴走するお二人。その仕事ぶりは、本の制作過程において著者をサポートする編集者の動きに似ています。時代とともに変化する情報の届け方について、お二人が実践で得た知見や考えをお話しいただきます。
 

第6回|1/19(木)20:00-21:30 ゲスト講師|田島朗さん(編集者)

2021年末、歴史ある雑誌『BRUTUS』の編集長に就任した田島さん。それ以前は雑誌『Hanako』の編集長として、Webや商品開発、読者とのコミュニケーション設計など、紙の雑誌づくりだけでない横断的な動きで編集の領域を拡張。編集の最前線で活動してきた田島さんから、すでにある価値を捉え直し、あらたな価値を産む「これからの編集」についてお話しいただきます。
 
*全ての回にナビゲーターの柴田隆寛さんが登壇します。
*各回の詳しい内容は8/31実施予定のガイダンスをご視聴ください。
*授業タイムライン:
・メインナビゲーターとゲストの対話を通じたレクチャー 60分
・質疑応答 30分
・各回終了後、放課後交流会 30分程度(任意参加)
 

選べる2つのコース(通常コース・アーカイブ視聴コース)

【A】通常コース *受付終了しました

▼当コースの内容
・第1回〜第6回にリアルタイム参加
・当日の質疑応答、放課後交流会への参加
・全6回終了後の番外編の参加
・Slackコミュニティへの参加
 
▼日程
9/14(水)、10/5(水)、10/26(水)、11/16(水)、12/7(水)、2023/1/19(木)
*すべて時間は20:00-21:30(開場は19:50)
*講義終了後、30分程度の交流会の時間がございます(ご参加は任意です)。
*欠席者には、後日アーカイブ動画のリンクをお送りします(全編2/12までの期間限定配信)。
 
▼会場
オンライン(Zoom)
 
▼受講料
60,000円(税込66,000円)
【早割】9/2(金)までにお申し込みいただいた方は55,000円(税込)で受講いただけます。
 
▼定員
30名
 

【B】アーカイブ視聴コース *受付終了しました

▼当コースの内容
第1回〜第6回で行われるレクチャー(約1時間を予定)の視聴
 
▼日程
第1回:9/14(水)の講義→9/20〜2/12まで 閲覧可能
第2回:10/5(水)の講義→10/12〜2/12 まで閲覧可能
第3回:10/26(水)の講義→11/1〜2/12 閲覧可能
第4回:11/16(水)の講義→11/22〜2/12 閲覧可能
第5回:12/7(水)の講義→12/13〜2/12 閲覧可能
第6回:1/19(木)の講義→1/23〜2/12 閲覧可能
 
▼会場
オンライン(講義終了後、アーカイブ動画の視聴URLをメールにてお送りします)
 
▼受講料
30,000円(税込33,000円)
【早割】9/2(金)までにお申し込みいただいた方は26,400円(税込)で受講いただけます。
 
▼定員
早割の方:30名
通常料金の方:無制限
 

コース別内容一覧

*定員に達し次第申し込み受付を終了いたします。

 

申し込み受付は終了しました

 

よくあるお問い合わせ

Q1. 「編集」未経験でも参加可能ですか?
A1. もちろん大丈夫です。
 
Q2. 編集の技術は身につきますか?
A2. 技術の習得に主眼を置いた講座ではありませんが、講師やSPBSスタッフによる講義を通して、編集の考え方について学ぶことができます。
 
Q3. 編集者として働いているのですが、参加可能ですか?
A3. 可能です。職業・職種による参加資格の制限はございません。
 
Q4. 講座に参加するにあたり、用意するものはありますか?
A4. オンライン開催となりますので、インターネットへの接続環境と、PCやタブレットなどのデバイスが必要です。
 
Q5. すべての講義に出席できそうにないのですが、補講などでサポートいただくことは可能ですか?
A5. 個別の補講はできませんが、すべての講義が動画でアーカイブ化されますので、出席できなかった回も受講期間中は動画でご視聴いただけます。
 
Q6. 受講者同士の交流はありますか?
A6. Slackグループ、放課後交流会で横のつながりが生まれるよう運営してまいります(通常コースのみ)。また、開講期間内のどこかでオフ会などのイベントも予定しています。
 
Q7. 途中で受講を続けられなくなった場合、受講料は返金されますか?
A7. 講座開講後の返金は、原則として受け付けておりません。
 

そのほかの注意事項

・最少催行人数に達しなかった場合、開催を見送る場合がございます。あらかじめご了承ください。
・スケジュールや課題提出の連絡など、開講中のコミュニケーションツールはSlackを使用します。
 

SPBS THE SCHOOLとは?

SPBS THE SCHOOLは、“編集”を通して世の中を面白くする遊びと学びのラボラトリーです。古今東西のすべての本、著者、編集者をパートナーに迎え、日常のもの・こと・場所を観察し、意味を捉え直すことで、自分と世の中に小さな変化を起こしていきます。
現在受付中・過去に開催したワークショップはこちら→
 

SPBS THE SCHOOL「編集のレッスン」

■ 期間:2022年9月14日(水)〜2023年1月19日(木)
■ 主催:合同会社SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS
■ 担当:SPBSメディア事業部 SPBS THE SCHOOLチーム 鈴木・工藤
 
コース選びに関するご相談やご質問などはお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先 school [at] shibuyabooks.co.jp
*土日祝を除き、お問い合わせの翌日までにご返信します。

 

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