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- 【イベント】『読書の日記』刊行記念トークイベント 阿久津隆×滝口悠生「日記──記憶を縁側に置くことの喜ばしさ」
〈本の読める店 fuzkue〉店主・阿久津隆さんの著書『読書の日記』シリーズ最新刊の刊行を記念して、阿久津さんと小説家・滝口悠生さんによる、日記の周辺をふらつくトークイベントの開催が決定しました。日記を起点に、読み書きを繰り返す日々について、そしてその記録を社会に開いていくことの喜びについて伺います。
一日を思い出して書き記してみる。すると、ある一つの出来事に結びついた、また別の記憶が自然と呼び起こされ、やがてそのリフレインは止まらなくなり、一日が果てしなく感じられる──阿久津さんの日記を読むと、日々を引き延ばす見えない力を感じます。
端的に伝えることをはばかり、遠回りを繰り返しながらも、とにかく言葉を尽くすという誠実な姿勢が伝わってくる、阿久津さんの日記と滝口さんの作品。お二人は日常をどのような視点で捉え、面白がっているのでしょうか。最新刊を入り口に、たっぷりとお話しいただきます。
明日も明後日も続いていく自分の生活をもっと愛おしく感じ、面白がることができるかもしれません。
お二人の作品のファンの方をはじめ、たくさんの方のご参加をお待ちしております。
登壇者
阿久津 隆(あくつ・たかし)さん/〈本の読める店 fuzkue〉店主
1985年、栃木県生まれ。埼玉県育ち。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、金融機関に入社。配属地の岡山で3年間営業として働いた後、2011年、同地にてカフェを立ち上げ、3年間一生懸命働く。2014年10月、東京・初台に「fuzkue」をオープン。著書に『読書の日記』(NUMABOOKS)、『本の読める場所を求めて』(朝日出版社)。趣味はNotionいじり。
https://fuzkue.com/
ゲスト
滝口 悠生(たきぐち・ゆうしょう)さん/小説家
1982年東京都生まれ。2011年「楽器」で新潮新人賞を受けデビュー。2015年『愛と人生』で野間文芸新人賞、2016年『死んでいない者』で芥川賞。2018年、アメリカ・アイオワ大学が主催するInternational Writing Program(IWP)に参加、滞在中の経験を『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』にまとめる。2022年、植本一子との共著『往復書簡 ひとりになること 花をおくるよ』を自費出版。同年『水平線』で織田作之助賞、芸術選奨。2023年「反対方向行き」(『鉄道小説』所収)で川端康成文学賞。他の著書に『寝相』『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』『茄子の輝き』『高架線』『長い一日』『ラーメンカレー』など。
書籍について
『読書の日記 本を出す 指を切る お葬式』
著者:阿久津 隆|発行:NUMABOOKS
定価:2,200 円(税込)
『読書の日記 InDesign 入籍 山口くん』
著者:阿久津 隆|発行:NUMABOOKS
定価:2,200 円(税込)
開催概要
■ 日時:2023年6月3日(土)14:00〜15:30 *開場 13:45
■ 会場:SPBS TORANOMON(東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー2F)[MAP]/オンライン配信
*オンライン参加の方はZoomウェビナーのURLからご視聴ください。
*トークイベント終了後、会場にご来場の皆さまは、30分ほどおふたりの朗読をお聞きいただけます。(16:00終了予定)
タイムテーブル
■ 14:00〜15:30|トーク(約1時間30分)
新刊の日記を起点にフリートーク。また、事前に参加者の皆さまから募ったご質問にも時間が許す限りお答えいただきます。イベント当日に質疑応答の時間は設けませんので、ご了承ください。
〈予定している話題〉
・「一日」はどこからどこまでか。日記を書く際に訪れる想起の連続、果てしなさ。
・日記に「書かれたもの」と「書かれなかったもの」の違いについて。
・「書く」「読む」ことに対してどれくらいのハードルを感じているか。
・読書の記憶 整合性のなさや辻褄の合わなさ、誤読に向き合う。
■ 15:30〜16:00|朗読会(約30 分)*会場参加者限定
おふたりに自著を朗読していただきます。
参加方法
会場参加チケット(トーク&朗読会)
▷ 参加料:2,750円(税込)
▷ 定員:12名
▷ 会場:SPBS TORANOMON(東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー2F)[MAP]
*トークイベント終了後、30分ほどおふたりの朗読をお聞きいただけます。(16:00終了予定)
*書籍は当日、会場でもご購入いただけます。
*見直したい方は、トークのみアーカイブ動画を後日ご視聴いただけます。
オンライン配信チケット(トーク視聴のみ)
▷ 参加料:1,650円(税込)
▷ 定員:50名
▷ 会場:オンライン(ZOOMを利用します)
■ 申し込み:こちらのリンクから申し込みいただけます(イベント管理サービス・Peatixのページに移動します)。
注意事項 *必ずご確認ください。
・アーカイブ動画はイベント終了後2日以内(土日祝除く)に公開いたします。視聴期限は公開から2週間となります。なお、朗読会の録画と配信はいたしません。
・お客さまのご都合によるキャンセルは、原則としてお受けしておりません。
近日開催のイベント
■ 『上林曉 傑作小説集 孤独先生』刊行記念 渋い文学を読む・編む・売る
山本善行(古書善行堂)×島田潤一郎(夏葉社)@ SPBS本店・オンライン