SPBSスタッフ、読者、イベントゲスト、お客さま……
などなど、SPBSの周辺にいる人たちみんなで“SPBSの辞書”をつくるとしたなら……?
SPBSスタッフが、自分たちの辞書の中に残したいと思う「用語」と、その「解説」を記述していく半ば冗談、半ば本気の辞書制作です。
文・写真 = SPBS編集部
Word #3 ツンデレ【つんでれ】
・SENSE(意味)
普段はツンと澄ました態度を取るが、 ある条件下では特定の人物に対しデレデレといちゃつくこと。
好意を持った人物に対し、 デレッとした態度を取らないように自らを律し、 ツンとした態度で天邪鬼として接すること。
・COMMENTARY(解説)
2002年の8月29日、電子掲示板郡内のひとつ「 あやしいわーるど@暫定」上で、ある投稿者がPCゲーム『 君が望む永遠』に登場するキャラクター「大空寺あゆ」の性格を「 ツンツンデレデレ」と表現。そこから大空寺あゆのことを「 あやしいわーるど」内で「ツンツンデレデレ」と呼ぶようになり、 「2ちゃんねる」では、エロゲの「ツンツンデレデレ」 な登場人物を「ツンデレ」と呼ぶようになった…… という説が有力視されている。日本最古の漫画・ アニメのツンデレは、1963年の手塚治虫の漫画『 リボンの騎士』に登場するヘケートが挙げられている。
当初あまり好意的に使われていなかった「ツンデレ」であるが、 今では異性を魅了するキーワードにもなっている。 ふとした瞬間に見せる“ギャップ”は、 いつの時代も萌えポイントになり得るようだ。
SPBSの事業とゲームは何ら関係ないし、 ゲーマーのみなさんとお仕事をさせていただくケースもまず、 ない。しかし来客者に対する応接は、何度か「ツンデレ型」 と言われたことがある。一見取っつきにくいが、 コミュニケーションをとってみると実に優しいというものだ。
SPBSは、ツンデレ型の応接を目指してはいない。 ツンツン型でもデレデレ型でもなく、 ホテルのコンシェルジュ型でもなく、コンビニの店員型でもない。 来社されるお客さまと適度な距離感を保ちつつ、 気持ちいい商談をしていただくための“SPBS式応接” の確立を目指している。
・用法(USAGE)
「お前の彼女──だよね」
「うちの上司、──なんだけど、そこが萌える」