5月に開催された「文学フリマ東京42」で発表された、飯村大樹さんの最新刊です。
日記ブームの現在、「日記が続かない」。
その言葉に、どこか後ろめたさや焦りを感じたことのある人は、きっと少なくないはずです。
本書は、そんな“続かなかった日記”たちを集めた一冊。
47名による断片的な記録には、完璧に整理された文章ではなく、その日の気分や迷い、言葉になりきらなかった感情が、そのままの温度で残されています。
毎日をきちんと記録することよりも、「書こうとした痕跡」そのものに宿る切実さやユーモア。
読み進めるうちに、他人の日記を読んでいるはずなのに、自分の過去のメモや途中で閉じたノートを思い出してしまうような、不思議な感覚があります。
SNSのように整えられた自己表現ではなく、もっと曖昧で、不完全で、それでも確かに誰かが生きていた記録。
“続かなかった”からこそ立ち上がる、その人らしさに触れられる日記集です。
著者:
湾野薄暗、ktd、マイニチ、せつこ。、変電所、上垣内舜介、今井 楓、稲井亮太、ゆりなあと愉快な船、Yadokari、野本泰地、しなやかに生きたい、元環七の女、ぐる、花見川あぴこ、清水、ホリコウスケ、松井友里、そえ、木野 兆、羽菜、晩白柚、荒田もも、汐見はる、大隈寝子、大和田遠子、ユダ、伊古井みき、麻谷、未来、カリフォルニア檸檬、shikada、遥リリー、宇宙猫、邦町ミースケ、2mi、田原 夕、ふく田ゆかり、佐々木彩子、宮田春花、鹿山すず、栗山 心、leben、ちの、吉川愛歩、きびと、飯村大樹
編集・装丁:飯村大樹
発売日:2026年5月4日
新書判/222ページ
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