32歳のツユクサナツコは、ドーナツ店でアルバイトをしながら漫画を描いている。
父と2人で暮らす日常はコロナ禍となり、マスクをして、遠くにもいけないまま、ゆるやかな窮屈さのなかで過ぎていく。何気ない日々を過ごし、先の見えない時代を生きながら、道ですれ違う子どもやバイト先の後輩の心境を想像し、ときには漫画に投影させる。
思い出されるつらい日の断片と思い描く漠然とした未来のこと。儚い人生の中のうつくしい偶然に胸をうたれる、静かでたくましいコミックエッセイ。M
著者:益田ミリ
発行:新潮社(新潮文庫)
発売日:2026年4月22日
文庫/288ページ
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