「私たちは今あるすべてを当たり前で永遠だと信じているようだけど、当たり前で永遠に存在するものなんて何一つないのだと」
高校2年から20代前半までの日々をいつも一緒に過ごしていたヒョンジュとミリは、3年前あることをきっかけに大ゲンカとなり、お互いを存在しないもののように暮らしていた。ある日先輩からの何気ないことばを機にヒョンジュの家を訪れたミリは、かつてのケンカの原因と、家族のこと、絵を描いていたときのことをゆっくりなぞるように思い出していく。一般的な家族像を強いられる苦悩と、親しい人からの承認を渇望してしまう心、久しぶりに会ったヒョンジュを前に、ミリがさまざまな出来事を振り返る「無給休暇」ほか、全14作の短編集。M
著者:チェ・ウニョン
翻訳:古川 綾子
発行:早川書房(2025年11月5日)
四六判/ 全208ページ
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